前庭疾患について~斜頚と眼振~
2021.2.22
こんばんは!獣医師の平島です。今日はあまり聞きなれない前庭疾患について書いていこうと思います。
前庭とは鼓膜の更に奥の方にある平衡感覚をつかさどる器官のことです。
ここで感知された感覚は脳に伝えられ体の傾きなどを認知します。
簡単に書くと以下のような経路になります
体が傾く→前庭が傾きを感知→神経→脳で傾きを認知
この経路に異常が起こると前庭疾患を発症します。
共通して見られるのが首が傾く斜頸、眼振(目が左右又は上下に揺れる)、一定方向に旋回するなどあります。
原因は経過観察で治るもの、飲み薬で治るもの、MRIが必要になるものまで多岐に渡ります。
そのため以上のような症状があったらすぐに病院に相談してください。
それではお休みなさい。
きたのさと動物病院 併設/札幌どうぶつ皮膚科・耳科センター
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