健康診断
ワンちゃんや猫ちゃんの死因のトップを占める病気には、
- 癌
- 心臓病
- 腎臓病
- 肝臓病
- 糖尿病
などがあります。いずれも進行すると完治させることが困難な病気です。
これらの病気は、食欲がない、元気がないなどの症状が現れた時点で、すでに進行していることが少なくありません。
病気を早期発見することで、病気の進行を遅らせ、皆さまの大切なパートナーが健康的に過ごせる時間を守ってあげることができます。
当院が健康診断を勧める3つの理由
- 治せるうちに病気を早期発見する
- 病気の進行を防ぐ方法を知ってもらいたい
- 健康診断で命が助かった動物たちがいる
健康診断の流れ
問診と身体検査
心臓病、眼の病気、呼吸器の病気など、問診と身体検査だけでもたくさんのことがわかります。
尿検査
尿検査は、血液検査や他の検査では見落としがちな病気の発見に役立ちます。病気の早期発見には欠かせない大切な検査です。
血液検査
貧血、炎症反応、肝臓や腎臓の病気、糖尿病を調べることができます。最近、コレステロール、中性脂肪などにも問題が出やすい傾向にあります。
レントゲン検査
尿検査、血液検査、レントゲン検査の3つ検査は、最もベーシックな健康診断です。それぞれの検査を組み合わせることで、様々な病気の発見に役立ちます。
エコー検査(超音波検査)
尿検査、血液検査、レントゲン検査の3つ検査から異常が見つかった場合、エコー検査でその原因を突き止めることができます。また、膀胱結石、心臓病、副腎の病気、悪性腫瘍などの発見には、エコー検査が欠かせません。
健康診断のコース
それぞれの年齢に応じた健診内容、飼主さまの希望、料金などに応じてコースをご提案しております。
プチコース | スタンダードコース | 日帰りドック健診 プレシニア |
日帰りドック健診 シニア |
|
---|---|---|---|---|
推奨年齢 | 4歳以下 | 5~6歳 | 7歳以上 | 10歳以上 |
身体検査 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
尿検査 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
便検査 | 〇 | 〇 | 〇 | |
血液検査 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
胸部レントゲン検査 | 〇 | 〇 | 〇 | |
腹部レントゲン検査 | 〇 | 〇 | 〇 | |
腹部エコー検査 | 〇 | 〇 | ||
心臓エコー検査 | 〇 |
※加入している動物健康保険によっては保険の対象外となることがあります。
オプション
腹部エコー検査、心臓エコー検査、甲状腺ホルモン測定、猫エイズ・白血病ウイルス感染症など他の検査もご希望の場合は、お気軽にご相談下さい。
年齢別おすすめコース
4歳まで
この時期によくある病気は、膀胱炎や膀胱結石、中性脂肪やコレステロールが高いこと。
プチコースで、このような病気を調べることができます。
肝機能や腎機能などを調べる一般的な血液検査も含まれています。
4~6歳
膀胱の病気、中性脂肪やコレステロール、咳が出やすい、気管や心臓の病気が心配、下痢をするなどでは、プチコースにレントゲン検査(胸部)と便検査を追加したスタンダードコースがおすすめです。
7歳以上
人でいうと、40歳。心臓病、腎臓病、肝臓病、糖尿病など慢性疾患に注意が必要です。これらの病気の予兆をつかむには、日帰りドック健診プレシニアをおすすめしています。
10歳以上
心臓病、腎臓病、肝臓病、糖尿病、悪性腫瘍などにかかりやすくなる年齢です。
エコー検査がセットになった日帰りドック健診シニアで、これらの病気を詳しく調べることができます。
健康診断からわかる病気
プチコース | スタンダードコース | 日帰りドック健診 プレシニア |
日帰りドック健診 シニア |
|
---|---|---|---|---|
悪性腫瘍 | 〇 | 〇 | ||
心臓病 | 〇 | 〇 | ◎ | |
腎臓病 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
肝臓・胆嚢の病気 | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ |
糖尿病 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
膀胱の病気 | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ |
呼吸器の病気 | 〇 | 〇 | 〇 | |
貧血 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
コレステロール・中性脂肪 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
甲状腺の病気 | (◎) | (◎) | (◎) | (◎) |
猫エイズ・猫白血病ウイルス | (◎) | (◎) | (◎) | (◎) |
- ◎
- よくわかる
- 〇
- わかる
- △
- 特定の臓器のみ検査対象
- (◎)
- 甲状腺の病気、猫エイズ・猫白血病ウイルス感染症はオプションです。
お申込方法
お電話または受付でお申し込みください。検査当日は以下の注意事項をお守りください。
健康診断を受ける前の注意事項
① 食事とお水について
検査前日の午後8時以降、ごはん、おやつ、ガムなど食べ物を与えないで下さい。
検査当日の午前7時以降は水も与えないで下さい。
② 検査当日のご来院
当日は午前10時迄にご来院下さい。ご来院の際は、首輪とリードをご持参下さい。
③ 混雑時はお預かりすることがあります
診察が混雑しているとき、検査を受けるワンちゃん、ネコちゃんをお預かりしたうえで、健康診断を行います。
もし、お預かりが不安な方はあらかじめ予約時間をご相談ください。
きたのさと動物病院 併設/札幌どうぶつ皮膚科・耳科センター
- 〒003-0825北海道札幌市白石区菊水元町5条1丁目11-19
- 011-873-7883