「皮膚のしこり」と「FIP(猫伝染性腹膜炎)」について
2024.10.1
これまで何度かお問合せいただいている「皮膚のしこり」と「FIP」の診察についてお知らせいたします。
1.皮膚のしこりの診察
皮膚のしこり(皮膚腫瘤)も皮膚科診療の1つです。
最初の診察では、これまでのしこりの経過を聞かせていただき、外観の特徴を拝見します。
その上で必要があれば、可能な限り細胞診をさせていただき診断をつけるようにしています。
あまりに大きいしこりであれば細胞診をする場所によっては診断がつかないこともありますので、エコー検査で細胞診を実施する部位を決めることがあります。
また、しこりと正常部の境界線は手術をする上で重要となりますので、その際はエコー検査で確認することがあります。その結果、手術が必要となれば当院で行っています。
2.FIPの診察
FIP(猫伝染性腹膜炎)の治療には、GS-441524とラゲブリオを使用しています。
当院ではこれらの薬の治療費は大きく変わらないため、初めて治療を受ける方にはGS-441524を選択し、ラゲブリオは主にGS-441524に耐性があると判断された場合に使用しています。
FIPの治療は約3か月が必要で、その間は診察や検査が多くなりますが、以前に比べると治療費は落着いてきたかと思います。
この2つの診療に関するお問い合わせは、お電話ではなく、ホームページのお問合せページからお願いします。
きたのさと動物病院 併設/札幌どうぶつ皮膚科・耳科センター
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