行動治療の実績

これまで診察してきた犬と猫の行動治療です。飼主さまにとって悩ましい行動をコンサルテーションやフォローアップにより治療してきた実績を掲載しています。

攻撃行動

攻撃行動どは、飼主さま、飼主さま以外の他人、同居動物、他の動物に対して、じっとみつめたり、唸ったり、咬みついたり、ひっかいたりして威嚇したり危害を加えたりする行動全般をいいます。

尿石症や椎間板ヘルニアなど痛みによって同居猫や飼主さまを攻撃することもあります。攻撃行動は長期化するほど、悪い学習をして頻度が増えたり攻撃が激しくなるので、早めの対処が重要です。飼主さまが出血したり、病院での治療が必要になるほどひどいケガを負うこともあります。このような攻撃行動も改善することがありますので、あきらめずにぜひご相談ください。

排尿やトイレにまつわる悩みごと

ワンちゃんやネコちゃんにとってマーキング・スプレーは本能にもとづく自然な行動です。

・マーキング

 未去勢の雄犬が室内のあちこちで排尿すること、未避妊の雌犬や雌猫が発情時にあちこちで排尿すること

・スプレー

 未去勢の雄猫が垂直面に少量の尿をかけること

 

それらとは別に「不適切な排泄」という言葉があり、

マーキング・スプレーに該当しないトイレ以外の場所で排尿・排便することを「不適切な排泄」と言います。たとえば、隠れて排泄したり、排泄した便を食べてしまうこと、などが含まれます。

「不適切な排泄」の解決には、まず尿検査、糞便検査から病気がないかを調べます。避妊去勢手術を行っていないときは、問題の解決には避妊去勢手術が有効かもしれません。避妊去勢手術ができない、効果がないときはトイレトレーニングについてのコンサルテーションを行います。「不適切な排泄」の解決をあきらめずお気軽にご相談ください。

常同障害と関心を求める行動

 自分のしっぽを追い続ける、体の一部をなめ続けるなど、同じ行動を病的なまでに繰り返す状態を常同障害と言います。ひどくなると自分で咬んだところ、なめたところを脱毛させたり、傷つけたりすることもあります。動物園の熊やライオンが檻の中で行ったり来たりする行動も常同行動と言われています。

 また「関心を求める行動」をアテンションシーキングと言い、これは飼主さまの気を引いたり、関心を求めようとしてとる行動です。

 

 たとえば、いつも同じ手先・足先をなめるという行動は、常同障害の場合とアテンションシーキングの場合があります。

毛をむしる、なめるという行動の原因として、まず痒みや皮膚病がないかを調べます。皮膚病など病気がないとき、常同障害やアテンションシーキングなど心の問題なのかもしれません。その時の状況や治療効果などから診断します。重症になると自分で自分を傷をつけたり、出血したりすることもあります。お薬や行動治療で改善することもあるので、このようなお悩みをお持ちの飼主さまには診察を受けていただきたいです。