これまで診察してきた犬と猫の行動治療です。飼主さまにとって悩ましい行動をコンサルテーションやフォローアップにより治療してきた実績を掲載しています。

攻撃行動

攻撃行動どは、飼主さま、飼主さま以外の他人、同居動物、他の動物に対して、じっとみつめたり、唸ったり、咬みついたり、ひっかいたりして威嚇したり危害を加えたりする行動全般をいいます。

  • チワワ2歳 ♂
    家族が帰宅し、犬がいるリビングに入ってくると吠えかかって咬みつく
  • 雑種犬2歳 ♂
    寝ているところをなでると驚いて飼い主に咬みつく
  • スコティッシュ9カ月 ♂
    飼い主の腕や足など素肌をねらって咬みつく
  • ボストンテリア4歳 ♂
    散歩中に他の犬をみつけると、伏せて身構え、近づいてくると喉元に咬みつく
  • 柴犬10歳 ♂
    食事の前後に興奮して、食事中は飼主さまに唸り、ときには咬みつく
  • マンチカン4歳 ♀
    「かわいいね」とたくさん撫でているうちに飼主さまひっかいたり咬んだりする
  • M.ダックス 10歳 ♂ & 6歳 ♂
    ケンカが絶えず1~2カ月に1度は動物病院で治療が必要な大けがをする
  • トイ・プードル4歳 ♀
    飼主さまの靴下や犬のおもちゃなどを取り上げようとしたとき飼主さまに唸る
  • 雑種猫7歳 ♂
    引越しをきっかけに、同居猫に襲いかかるようになった
  • チワワ3歳 ♀
    ケージで犬がリラックスしているときに飼主さまが近づくと唸り、咬みつく

尿石症や椎間板ヘルニアなど痛みによって同居猫や飼主さまを攻撃することもあります。攻撃行動は長期化するほど、悪い学習をして頻度が増えたり攻撃が激しくなるので、早めの対処が重要です。飼主さまが出血したり、病院での治療が必要になるほどひどいケガを負うこともあります。このような攻撃行動も改善することがありますので、あきらめずにぜひご相談ください。

排尿やトイレにまつわる悩みごと

ワンちゃんやネコちゃんにとってマーキング・スプレーは本能にもとづく自然な行動です。

  • マーキング
    未去勢の雄犬が室内のあちこちで排尿すること、未避妊の雌犬や雌猫が発情時にあちこちで排尿すること
  • スプレー
    未去勢の雄猫が垂直面に少量の尿をかけること

それらとは別に「不適切な排泄」という言葉があり、マーキング・スプレーに該当しないトイレ以外の場所で排尿・排便することを「不適切な排泄」と言います。たとえば、隠れて排泄したり、排泄した便を食べてしまうこと、などが含まれます。

  • チワワ7カ月齢 ♂
    1週間前に飼い始めた。当初から室内のあちこちで排尿。去勢手術によりマーキング行動は消失した。
  • 雑種猫12歳 ♀
    発情時のみトイレ以外で排尿。避妊手術によりトイレ以外での排尿は消失した。
  • 雑種猫1歳 ♂
    壁に少量のおしっこをかける。去勢手術によりスプレー行動は消失した。
  • フレンチブルドック4カ月齢 ♂
    トイレ以外の場所で排尿、排便する。トイレトレーニングにより解決。性成熟前に去勢手術をすることでマーキングを予防。

「不適切な排泄」の解決には、まず尿検査、糞便検査から病気がないかを調べます。避妊去勢手術を行っていないときは、問題の解決には避妊去勢手術が有効かもしれません。避妊去勢手術ができない、効果がないときはトイレトレーニングについてのコンサルテーションを行います。「不適切な排泄」の解決をあきらめずお気軽にご相談ください。

常同障害と関心を求める行動

自分のしっぽを追い続ける、体の一部をなめ続けるなど、同じ行動を病的なまでに繰り返す状態を常同障害と言います。ひどくなると自分で咬んだところ、なめたところを脱毛させたり、傷つけたりすることもあります。動物園の熊やライオンが檻の中で行ったり来たりする行動も常同行動と言われています。

また「関心を求める行動」をアテンションシーキングと言い、これは飼主さまの気を引いたり、関心を求めようとしてとる行動です。


たとえば、いつも同じ手先・足先をなめるという行動は、常同障害の場合とアテンションシーキングの場合があります。

  • トイ・プードル9カ月齢 ♂
    皮膚病にはかかっていないが、おしりや後ろ足の毛をむしる。
  • トイ・プードル11カ月齢 ♂
    退屈になると飼主さまの気を引こうと、しつこく吠えたりとびついたりする。
  • ロシアンブルー12歳 ♀
    おなかをなめすぎて、おなかが脱毛し、毛を飲み込んでできた毛玉を頻繁に吐く。
  • M.ダックス13歳 ♂
    お父さんの単身赴任をきっかけに足先をしつこく舐めるようになった。

毛をむしる、なめるという行動の原因として、まず痒みや皮膚病がないかを調べます。皮膚病など病気がないとき、常同障害やアテンションシーキングなど心の問題なのかもしれません。その時の状況や治療効果などから診断します。重症になると自分で自分を傷をつけたり、出血したりすることもあります。お薬や行動治療で改善することもあるので、このようなお悩みをお持ちの飼主さまには診察を受けていただきたいです。

きたのさと動物病院 併設/札幌どうぶつ皮膚科・耳科センター

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