趾間せつ腫症
2021.4.26
こんばんは!獣医師の平島です。
今日は趾間せつ腫症について書いていこうと思います。
趾間せつ腫症…ほとんど聞かないと思います。
せつとは「おでき」のことです。
簡単に言うと指と指の間に膿が溜まり腫れてきます。
この腫れたところから、出血したり、膿が出たりします。
よくある原因が自分の毛です。
最初は指を舐めてただけなのに、舐めることにより毛が毛根側に押されて、
毛根を包む毛包を突き破り強い炎症を引き起こしてしまいます。
さらに悪化して膿が溜まってしまうと完治は難しくなり、再発を繰り返します。
薬では治らないとき、再発を繰り返す場合は、膿がたまったところを手術することもあります。
手足をよく舐める子はたくさんいます。
癖だと思ってほっておいたら手術しないといけなくなるかもしれません…。
もし最近よく手足を舐めて手のひらが赤くなってたら一度本院へ相談してください。
きたのさと動物病院 併設/札幌どうぶつ皮膚科・耳科センター
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