知識向上に向けて勉強会

2021.9.21

 

皆さん、こんにちは😊     

看護師の高橋です。

 

前回の「尿検査」と同様、正しい知識を深め共有するために復習も兼ねて「便検査の仕方」について勉強会をしました。

※お食事中の方はご注意ください。

 

 

 

 

今回はどのように便検査をしているのか?ご紹介します。

 

①便の色、硬さ、寄生虫がいないかをチェック

・色

→正常の便では茶色〜茶褐色が基本です

黒または赤色の便は血便となります。

 

・硬さ

→正常であれば、ペットシーツに便がつかないくらいの硬さがあります。                                                    

特に高齢のワンちゃん・ネコちゃんは水分が不足しやすいのでカチカチの便になり、年齢問わず体調不良になると軟便、下痢になるおそれがあります。

 

・寄生虫

→正常であれば、排便後に何も混入していない便が基本となります。

排便後にひも状の虫や白いゴマ粒のような虫が便についていると軟便や下痢になるおそれがあります。

 

 

②生理食塩水で溶かした便を顕微鏡で直接観察する方法(直接塗抹法)

 

・便の中に寄生虫の卵がないか獣医師に確認してもらう為、しっかり標本を作ります!

 

 

 

 

③飽和食塩水を用いて溶かし水面に浮かんだ物を観察する方法(浮遊法)

・小指の第1関節ぐらいの量の便を入れて溶かします。何回か飽和食塩水を追加していき、溶けてきたら15分間 時間をおきます。

時間が経ったら獣医師が顕微鏡で観察し、寄生虫や卵がないかを調べます。検査結果をもとに軟便や下痢の原因を探ります。

 

 

 

 

今回の勉強会では、1つ1つどんな目的があり行う検査なのか、注意事項を確認しながら共有しました。

今後も沢山オーナー様にアドバイスが出来るよう勉強していこうと思います。

 

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きたのさと動物病院 併設/札幌どうぶつ皮膚科・耳科センター

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