正しいフード説明のための知識向上!

2021.11.22

こんにちは、看護師の江口です。

 

今回は、10月から11月にかけてフードの勉強のため

ヒルズさんのフードアドバイザープログラムの

受講を初めたので、

院内にあるフードの中からいくつかご紹介したいと思います。

 

 

①肥満と下部尿路疾患

 

 

まずは、肥満についてです。

 

摂取カロリーが消費カロリーを上回ることで

肥満につながります。

 

肥満はさまざまな疾患

(呼吸の問題、骨関節炎、尿石、心臓病、糖尿病 )

を引き起こすリスクを高め

寿命を短くしてしまう要因になってしまいます。

 

 

そこでヒルズさんのメタボリックスシリーズでは

基礎代謝をアップし、

摂取カロリーを制限することで減量を目指す商品になっています。

 

 

こちらのメタボリックス 体重管理では、

健康的な減量を目標に

リバウンドしにくい体作りに役立ってくれます。

 

更に減量だけではなく、肥満によって引き起こされる疾患にも対応しています。

 

 

次に、肥満と下部尿路疾患との関係性です。

 

わんちゃんの場合、

理想体重よりも体重が重たい子の方が

シュウ酸カルシウム尿石症のリスクが2.2倍高いそうです。

 

 

そこで体重と一緒に尿石症の管理ができるのが

c/dマルチケア + メタボリックス です。

 

こちらはミネラルのバランスが調節されており

ストルバイトとシュウ酸カルシウム尿石が作られるのを抑制してくれる成分の配合、

腎臓のダメージケアや

高齢犬の腎臓にも配慮されて作られています。

更にメタボリックスシリーズということで、

リバウンドしにくい体づくりにも役立ってくれます。

 

 

猫ちゃんの場合、

下部尿路疾患(特発性膀胱炎、尿石症、尿道栓止等)の発症率は

正常体重だと4.8%ですが

体重過剰、肥満になると7.17.4%に上がります。

 

 

 

重管理と下部尿路疾患の管理を両方できるのは

こちらのc/d マルチケア + メタボリックス コンフォートになります。

 

猫ちゃんが特発性膀胱炎を起こす要因に

ストレス(人、音、他の動物)がありますが、

こちらのフードにはストレスに配慮された成分や

ストルバイトとシュウ酸カルシウム尿石の形成を

抑制してくれる成分が入っていたり

 

こちらもメタボリックスシリーズなので

リバウンドしにくい体作りにも役立ちます。

 

 

 

②消化器疾患

 

 

こちらのi/dでは

消化器病、消化不良の管理に最適で

電解質の補充とビタミンB群の供給をしてくれます。

 

更に、幅広いわんちゃんや猫ちゃんにに給与が可能です。

(4ヶ月未満の子、子猫、妊娠・授乳期の母犬、母猫)

 

 

 

 

こちらの i/d ローファットでは

低脂肪を必要とする消化器の疾患(膵炎など)

最適なフードになっており、

i/dよりも脂肪量が低くなっています。

 

 

 

 

i/dシリーズの最後は、

i/d コンフォートの紹介です。

 

ペットホテルに預けたり

トリミングや病院からの帰宅後に便が緩くなってしまうなどの

ストレスによる消化器疾患に最適なフードになっています。

 

ストレスを軽減してくれる成分を配合し、

低脂肪を必要とする消化器病にも最適なフードですが

小・中型(14kg以下)向けになっています。

 

 

 

今回のフードアドバイザープログラムの受講では

ひとつひとつのフードの基礎となる部分を

しっかりと学ぶことができました!

 

これからはここでは書ききれなかった特徴を

飼い主様方に正確にお伝えして

ひとりひとりに最適なフードを選択し

健康に過ごすお手伝いができるよう

引き続きフードについて理解を深めていきたいと思います。

 

 

落ち葉とぽてと 14歳 ∪・ェ・∪

 

 

 

 

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