皮膚科と眼科から見た「涙」
2021.2.11
今道です。
毎年、2月になると私の聞きたいセミナーがたくさん開催されます。
このごろ、ショートレクチャーを含めると毎日のように受講しています。
今日は、「皮膚科と眼科から見た 涙」がテーマのセミナーを受けました。
皮膚科をしていると、眼の病気を見る機会も多くなります。
たとえば、眼を掻いた、白内障(アトピーでは白内障が多くなる)、
網膜剥離(外耳炎などで頭を振るとなりやすい)など皮膚と目の病気は関係が深いです。
そして、「涙が多くなった」もそうです。
涙が多くなる原因は、目の周りの皮膚と目の病気という2つの面から診断を進めます。
・マラセチア性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、ダニ、免疫介在性疾患などの皮膚科の病気、
・結膜や角膜など目の病気、涙の成分異常、まぶたの形、涙湖、涙管などの眼科の病気、
涙が増える原因になる皮膚、目の病気はたくさんあります。
たくさんの原因があるときは、常に診断手順をルーチン化する。
これが診断ミスを防ぐ一番大切なことだと思っています。
きたのさと動物病院 併設/札幌どうぶつ皮膚科・耳科センター
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