犬の子宮蓄膿症
2021.6.8
みなさんこんばんは
最近のポカポカ陽気☀️
外でBBQやりたくなりますね😁
今日は犬の子宮蓄膿症について
子宮蓄膿症は子宮粘膜に大腸菌などの細菌感染が起こり発症する病気で、開放性子宮蓄膿症と閉塞性子宮蓄膿症があります。
発情後期に女性ホルモンの影響を受けて、子宮粘膜が厚くなると細菌感染が起こりやすくなります。避妊手術をしていない中高齢犬に多く見られ、治療が遅れると敗血症やショックを起こし重篤な状態になる事があります。
開放性子宮蓄膿症は、子宮内に溜まった膿や血混じりのおりものなどが外陰部から出てきます。重症化する前に気づく事が多いです。
閉塞性子宮蓄膿症は、子宮中に膿が溜まり続けて排出されない為、発見が遅れ体内で炎症が広がり重症化しやすくなります。
また、膿の逃げ場がなくなると子宮破裂を起こし、腹腔内に膿が漏れて腹膜炎を起こし重篤な状態になります。
症状としては
発熱
食欲不振
元気消失
嘔吐・下痢
多飲多尿
腹部膨満など
💉治療方法💉
基本的には子宮卵巣摘出手術を行います。
内科治療の場合は抗生剤やホルモン剤の投与で治療を行いますが、症状が良くなっても再発の可能性があります。
🐶予防方法🐶
交配を望まないのであれば、若いうちに避妊手術する事が一番の予防になり、同時に乳腺腫瘍の予防にもなります。
気になる症状があれば早めの受診をお勧めします。
きたのさと動物病院 併設/札幌どうぶつ皮膚科・耳科センター
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