子犬のしつけ相談
2020.12.7
こんにちは。獣医師の小田です。
最近行動学の相談が増えています。
コロナ禍でおうち時間が増えて、犬猫を飼育する人が増えたようで、
当院にもかわいいパピーちゃんが予防接種でよくご来院されます。
予防接種のときにも簡単なしつけ相談には乗っていますが、
おすすめしたいのは診察枠を利用した30分間の行動相談です。
問題行動の素因として、犬種や血筋、おなかの中にいるときの母犬のストレス、
生まれてからのブリーダーさんやペットショップでの飼育環境も大きく影響しますが、
新しい家族の一員に迎えたその日から、子犬は人間観察をして、いろいろな学習をします。
間違った学習を積み重ねることで、1歳から1歳半になった頃に問題行動が発生します。
先日は3か月のパピーちゃんを飼っているご家族の2回目の行動相談でした。
トイレトレーニングは1回目のご相談で見事解決!
遊んでいるときに甘噛みされたり、サークルから抱っこして出すときに咬まれることで、
お子さんがわんちゃんに嫌われているのではないかと思うようになってしまったと相談されました。
実際は、わんちゃんは遊びの一環で甘噛みしたり、抱き方がちょっと嫌で咬んだりしていました。
きちんと対処することで、ご家族とわんちゃんの間にかけがえのない絆が結ばれます。
当院ではパピーパーティーも行っていますが、コロナ対策で参加頭数を制限せざるを得ず、
なかなか皆さんのご希望に添えないこともあります。
行動相談はその子その子の問題に応じた対処法をお伝えできるので、おすすめです。
問題行動が深刻化する前に、問題行動の芽がちょっと出始めたときに、対処しましょう。
11月3日のお知らせに詳しい受診方法を載せているので参考にしてください。
パピーちゃんは初回は質問用紙の記入は不要です。1枠30分のご予約をお取りください。
今は亡き我が家の愛犬のパピーの頃の写真です。
新型コロナウイルス感染症対策としてGW開けから始めた予約診療。
先月からはすべての曜日で可能になっています。
なお、当日受診したい、急を要する、などの場合は
従来のネット受付やお電話でのお問合せをお願いします。
予約がいっぱいで取れないという場合も、予約優先とはなりますが、
従来のネット受付による順番予約や直接ご来院頂いての受付をご利用ください。


配信内容:行動治療をご利用いただいた患者さまの写真、問題行動予防について、動画で見る行動学、小田のひとりごと
画像は8月14日~10月8日までのInstagramです。
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